今日のベストを。常にベストを。
おつかれさまです。夜も更けてきましたが、未だなお頑張られている方、ファイトです!
さて、僕の学校では今が教育実習真っ只中。
学生には、明日の華金の前に、たくさんの課題とプレッシャーを与えたばかりです。
きっと今も、寝ずに頑張っていることと思います。(ファイト!)
僕は、教師になって6年目。
実習の先生は、まだ孵化もしていない教師の卵です。
指示の出し方、黒板の使い方、自分の立ち位置、生徒への声の掛け方。何もかもが初めてのことばかりで戸惑う姿をよく目にします。
そんな中で、40人弱の生徒の前で授業をするのですから、毎時相当のプレッシャーです。
(かくいう僕も足が震えていました。眠れない夜も何度かありました。)
授業がうまくいかないことも多々あります。
ある一人の学生の先生は、授業が終わったあとこう言うのです。
「ごめんね。みんな。ごめんね。」
その先生を指導する立場なので、「謝る授業はできない。授業について謝るべきではない。」と伝えます。
でも、気持ちはとってもわかるんです。
近くにはベテランの先生がいる。僕の授業なんか受けさせて申し訳ない。
あの先生はうまくできるのに、自分はうまくできない。
辛い。教壇にたちたくない。
自分ができないことが悔しい。何より、そんな自分が授業をしてしまうことに対して、生徒に対してとっても申し訳ないんです。
ー
よく謝ってしまう、罪悪感を抱いてしまう僕を変えてくれた人がいます。
福山市のバスケチームの名選手(アキさん)です。
当時バスケ部の顧問だった僕は、バスケが習えるところにどこでも足を運んでました。そのとき一緒に練習をさせてもらったんです。
アキさんのパスがとれない。練習の足を引っ張ってしまう僕。
「すみません!」
と言ったら、アキさんは…
「なんで謝るの?謝る必要なんかないよ。あなたは自分のベストを尽くしているじゃないか」
そうか。俺、悪いことしてないのか。自分の中で必死にやっているじゃないか。
失敗することは、悪いことではない。ベストを尽くさないことが悪いことで、失敗から学ばないことが悪いんだ。
それ以来、アキさんは練習中
「一回謝ったらペナルティな。」と言ってきます。
20分間で10回もペナルティをしたんだから、自分でも驚きです。とほほ…。
ー
その実習生だって謝る必要ないんです。
一生懸命ベストを尽くそうとしているじゃないか。ここから学べばいいじゃないか。
それにここで謝ったら、
生徒に失敗をしてしまうことは悪いことだと教えているようなものです。
いや、そうじゃない。ベストを尽くさないことこそ改善が必要なんです。
同僚と比べる。上司の期待に応えられない。会社にいる自分の必要性が見出せない。
これらは本当に辛く、自分がいやになります。
でも、失敗は悪いことではありません。
自分のミスを素直に謝る気持ちは必要ですが、自分はだめだと思って謝る必要はない。
どんなことでもベストを尽くせばいいじゃない。
うまくいかなくても、あなたが無能ということでもないし、ダメだというわけではありません。
だから、謝るときは深呼吸をして自分を見つめていきましょう。
明日もきっとベストを尽くせますように。ー心を燃やせー
以上、自称炎柱 nao先生でした。